HY: 2010年11月アーカイブ

ブログのお引越し

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色々考えてブログのお引越しをする事になりました。

理由、

1)地元のブログの方がいいかな~と思ったから。

2)ビジネスサインの飯塚さんが良いって言ってたから。

3)現在のブログが諸外国の攻撃を受けてコメントやトラックバックが書き込みが出来ないから。

4)飽きたから。

5)秘密。

 

というわけで

イーラパークという静岡の東部中心のブログにお引越し致します。

イーラ・パーク」は、伊豆・箱根・富士山エリアの地域ブログポータルサイト!
みんなでつくるおすすめ口コミ情報で観光・グルメ・歴史・文化・生活・料理・

くらしのいいものを見つけよう!

http://i-ra.jp/

てな事になりました。

イーラパークの中の弊社のブログのアドレスです。

http://fuso181110.i-ra.jp/

以前のものこのまま置いておく予定です。

よかったら引き続き読んでください。

田北清孝シリーズもそちらで好評?連載する予定です。

田北清孝35歳決意編2

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晩御飯の支度をはじめた清孝君

玉葱のみじん切りをはじめました。

たんたんたんたん・・・

軽快なリズムで包丁を振るいます。

『包丁切れないな~。』

包丁の刃を見てため息です。

「ねえ~パパ辛くしないでよ~。」

清人くんがまな板を覗き込んで心配顔です。

 

「うわ~おいしそうだね~。」

美穂は箸をとります。

「いただきま~す。」

清人君はまずハンバーグから口に入れます。

「もぐもぐ・・・」

「おいしい。~!ママのよりおいしいかも~!」

清人くんの口は油だらけになっています。

 

清孝君は木にのぼりはじめました。

 

「確かにおいしいね~。」

「肉汁がじゅわ~としてほんとおいしい~!」

美穂も絶賛です。

 

清孝君は高い木の頂上付近にまで達しています。

 

「ねえ、どこでこんな料理憶えたの??」

「学生の時とか、バイトとか、色々かな~?!」

清孝君の目は真剣です。

「本当にうまいかな??これ??」

「パパ、おいしいよ!絶対だよ!!」

「私もおいしいと思うわ!レストランのハンバーグみたいだもの!!」

美穂のおだてに、もっと高い木に登りはじめた清孝君です。

 

美穂は、確かにおいしいハンバーグでしたが、料理を作ってくれた旦那と

楽しそうな清人くんの様子に幸せを感じての単純な感想だったのですが・・・。

清孝君を更に強い決意に導く言葉になった事に気が付いていません。

 

『俺、店やろ~!』

高い木の頂上から清孝君は本気で決意するのでした。

 

つづく・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

田北清孝35歳決意編

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ぶ~ん!

今日は会社はお休みです。

ですが、清孝君は一人朝からお出かけです。

愛車で近所の24時間スーパーの西友へ・・・。

 

どうしてもマーボー豆腐が頭を離れない清孝君はついに

マーボー豆腐作りに挑戦です。

 

頭の中でマーボー豆腐の材料を考えます。

『豆腐にネギにひき肉に豆板醤と~あとなんだっけ・・・』

朝の西友はお客さんもまばらで空いています。

こんな時間に買い物をする35歳の男性はあまりいないし・・。

 

清孝君が帰宅すると、奥さんの美穂と小学生の清人くんが

TVを見ていました。

「ど~したの急に買い物なんて行って??」

「パパ何買ってきたの??」

二人は何が始まるのか興味津々です。

「今日の昼飯俺作るから!」

「え~」二人の声が重なります。

「え~何作るの??」

「私は助かるから良いけど、どうしたの突然・・・」

美穂は、目を白黒させています。

確かに、清孝君は、結婚していらいというか、交際中も含めて料理を作っているところなど

見せた事がありません。

「パパ料理出来るの??」

「何作るの??僕ハンバーグが良い!」

清人君も好き勝手言い始めます。

「大丈夫だよ・・・。でも清人、ハンバーグじゃないからな!」

清孝君の目は自信に満ちています。

「つまんないの・・・。」

がくと大げさに下を向く清人君も、実は、なんだかわくわくしています。

「ハンバーグよりおいしいものを作るからな~!」

台所に立つと久々の料理に清孝君は少し楽しげです。

 

「何だか良い匂いね~」

のぞきに来た美穂は少し心配顔です。

「マーボー豆腐ね~!」

「あれ、おいしそうね~匂いと見た目は!」

 

さて、食卓にマーボー豆腐、玉子スープ、ご飯が並びます。

「頂きま~す。」

清人くんがまずスプーンで一口です。

続いて美穂も

「もぐもぐ」

自慢顔の清孝君も続いて

「パク・・・もぐもぐ!」

「辛~い。何これ辛くて食べれないよ~!」

清人君が泣きそうな顔でお水を飲んでいます。

「確かに清人には辛いかもしれないけど、おいしいわね~!」

美穂がご飯を口に入れながら呟きます。

「パパひどいよ~!」

確かに、夢中で作ったので子供向きとかはまるで考えてはいませんでした。

「ごめんごめん。」

反省の言葉にしてはニコニコ顔の清孝君です。

気分は自画自賛です。

『でも、うまいよな~!』

「ママ美味いだろ??」

この問いに

「クックDOでしょ??何使ったの??」

美穂はまるで信じていません??

「インスタントじゃなくて全部自分で作ったんだよ。」

プライドを傷つけられた清孝君は不満です。

「ほんと~!ほんとならすごいわね~少し辛いけどおいしい~」

「パパまずいよこれ!!」清人くんは納得が行きません。

「ハンバーグの方が全然うまいよ、ひどいよ~!」

自画自賛、鼻が伸びに伸びた清孝君は、晩御飯の約束までしてしまいます。

「わかった。わかった。晩御飯にハンバーグを作ってやるから。」

「え~晩御飯も作ってくれるの??すごいじゃん??」

美穂は自分の仕事が減るのでニコニコしています。

『おれ・・いけるかも??』

単なる夫の気まぐれだと思い、はやし立てる美穂でしたが

これが田北家にとっての一大事へと続いていく事には、まだ気づいていませんでした。

『おれマジいけるかも??』

心で呟く清孝君でした。

 

 つづく・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

田北清孝35歳10

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清孝くんは家に帰ってきてからも、今日の二十二十でのマーボー豆腐の事が頭から離れません。

機敏なマスターの動きとジューシーな料理の数々・・・。

居心地良い空間とおいしい料理・・・。

ボーとしている清孝くんに、奥さんの美穂が声を掛けます。

「なに、ボーっとしてるの、

飲みに行って、

酔っ払って、

ボーっとして、

まったく、良い身分ね~。」

 

清孝君は依然としてボーです。

 

『今度の休みにマーボー豆腐つくってみよう』

何となく決意した。清孝君です。

 

つづく

 

 

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